100de名著 の『アンネの日記』の回が面白かった。
僕は11年の1月1日から、時たまさぼって入るが日記を書き続けている。
その理由は何かと問われれば、
日記を通して、いつか自分の子孫に「あぁ、自分の先祖はこんなことを考えていたんだなぁ」と知る事でいつまでも人の記憶に残り続けたい。
というものである。
ワンピースのチョッパーの回想の話で、Dr.ヒルルクが
「人が死ぬ時は忘れられた時だ!」って台詞が凄い印象的で、記憶によく残っているってのもあるのかもしれない。
『アンネの日記』は何となく読むのを避けていた作品である。
そもそも、僕はノンフィクションの悲しい話が苦手だ。(それが自分にも起こりえるのではないか?と考えて不安になるタチ)
NHKの100de名著はいつも毎週楽しみにしてるので、アンネの日記が取り上げられた時はいっちょ見てみるか、と思った。
第一回目で伊集院が
「アンネの日記って何かかたそう」みたいなことを言っていて、僕も実際そう思っていた。
でもそうじゃないんだよ。ってのがこの1ヶ月でわかった訳だけども。
だが今回はあんまし内容に触れるつもりはない。
アンネの望み というのは
死んだ後も生き続ける事 だそうだ。
彼女の場合はそれを日記に生きた証を遺す事によって叶えた訳だが、
あれ、俺と同じじゃん。 と急に親近感が沸いた。
僕もアンネも、書いている最中はこんな下らんことも日記に書いてほんましょうもないなぁ、と思う事があったと思うし、
どうせだったら旅行に行った時の詳細とかを書いた方がいいのかもしれない。
けれども、そのしょうもない事を書き残すということが、
死んだ後に生き続ける場合の「生」のリアルさなのかもしれない。
まとまりがつかなくなったが、今回はこれにて。
- 作者: アンネフランク,Anne Frank,深町真理子
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