ネガティブな僕が中3〜高2ぐらいでハマってた漫画
僕はなんだか知らないけど、かなりネガティブな人間です。
僕は中学〜高校ぐらいの多感な時期に読んだ創作物が今のネガティブな自分というのを形成する一つの要因だったのでは? と最近になって思っております。
小説だったら『ノルウェイの森』とか『星々の舟』だとか、まああげればきりがないんだけれども。
じゃあ僕が中学3〜高2(06年〜08年ぐらい)当たりでハマってた漫画をぽぽーんと紹介します。
ザ・コックピット 松本零士
簡単なあらすじ
第二次世界大戦を舞台とした短編集。
戦場における人間の生き方、考え方、戦い方、そして物言わぬ兵器が漂わせる哀愁がテーマ。
丁度エースコンバットZEROが06年の夏に発売されて、この年は飛行機大好きブームが到来しておりました。
『ザ・コクピット』を読んだのは隣の市の図書館。
最初は「うお! 戦闘機、しかも第二次世界大戦の飛行機の漫画やん!!」
と意気揚々と読み始めたのですが、
救われない話ばかりなんですよこれが。
ほとんど主人公とか登場人物は死ぬ。
youtubeでアニメ化作品が一部アップロードされていますが、
「音速雷撃隊」(人間爆弾に乗り込むパイロットの話)
とか、わーい飛行機ダイスキ 中学生には早かったんじゃなかろうかと思います。
*簡単なあらすじ
親友に騙されて傭兵になってしまったパイロットの風間真が日々を生き抜く話。
前半は1話読み切りのように進むが、後半になり物語のスケールは巨大になっていく。
今回のコミケ88に新谷先生が出られるってことで、にわかに認知度があがってるっぽくて嬉しい限りです。
これもネタバレになりますから言いませんが、基本的に救われない話ですよ。
登場人物もバタバタと死んでいきますしね。
特に印象的なのは、主人公の戦友……こいつは出解して部屋を離れる時に電気を消していかない、そうしないと帰って来れなくなるんじゃないかというちょっとしたジンクスを信じてる奴なんですが、
そいつが被弾して、もう墜落する……死ぬ間際に
「基地に帰ったら部屋の明かりを消しておいてくれ……」と主人公に依頼し、死んでしまうというエピソード。
……まさに哀
*漫画から学んだ教訓
人は明日死ぬかもしれない。
単身花日 いわしげ孝
*簡単なあらすじ
昔住んでいた土地(鹿児島)に単身赴任する事になった主人公。
「あぁ、そういえばクッソかわいい子おったよな〜 また会えたりしないかな〜」
→会えちゃった。今も美人やんけ!
→……今は未亡人なんすねぇ…(なんや結婚しとったんか……)
一転変わって非戦争ものですが、不倫もの。
この漫画に引かれたのは内容もさることながら、昔文通をしていた相手が鹿児島にいて、鹿児島という土地に親近感が沸いていたというのがあります。
これも、やはり前半のほうのエピソードだったと思うのですが、
主人公とヒロインが青春時代を過ごした学校に入って二人きりになった時にヒロインがこんなことを言います。
「人生を24時間として、3年間を1時間とすると、もう私たち12時過ぎちゃってるんだねぇ……」
もう12時を過ぎてしまっているから何も出来ないのか、
まだ午後が残っているからやろうと思えば何でも出来るのか。
当時、朝の5時だった僕にはいったいどちらが正しいのかはわかりませんでした。
(8時になりそうな僕もまだわからない)
とりあえずはここまで。
また後で追記で増やそうかな。